ブログのページ生成に Pelican を使うことにしました。 Pelican は Python で作られた静的サイトジェネレータです。 reStructuredText または Markdown で書かれた記事から html のページを自動生成してくれます。 これまで記事を Markdown で書いていたので、Pelican への移行はスムーズでした。
静的サイト生成
生成されるのは html のページです。1 ページの生成はローカル環境で行います。 生成されたページをアップロードすれば、すぐにでもウェブサイトとして公開することができます。 MySQL のようなデータベースや php の実行環境をサーバ側で用意する必要はありません。 そのため Pelican では Dropbox へのアップロード(パブリッシュ)もサポートしています。
Pelican が行うのは静的なページ生成のみです。 動的なコメントフォームやアクセス解析などは他のサービスを使って実現します。 今回、コメントフォームに Disqus を使うことにしました。 Disqus の導入も Pelican でサポートされています。
Pelican は簡単?
Pelican では Python のコーディングをすることはほとんどありません。 Pelican を使ってブログを作るために、easy-install, pip, virtualenv, それと Fabric について知る必要がありました。 (僕は Python 製の GYP を触っていたくらいで、Python についてほとんど詳しくありません。)
今回 Pelican 用のテーマも見よう見まねで作ってみました。 テーマ作成で扱うのは html と css のみです。コツをつかんでからはさくさく進みました。
Pelican は Python によるプラグインもサポートしています。 sitemap の生成にプラグインを使いました。2
導入からテーマ作成、移行までちょうどまるまる 1 週間 Pelican を触っていました。 ブログ以外にもソフトウェアのオンラインドキュメントを書くのに重宝しそうです。
今秋は Pelican でページを作ってみてはいかがでしょうか。
参考文献
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PDF_GENERATOR オプションで PDF ページも作成できるみたいです。 ↩
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Pelican プラグインのリポジトリ。sitemap を使用しました。 ↩
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